教育学特殊講義6 戦後日本における教育問題の展開
担当者
山内 乾史
■授業のテーマ
戦後日本における教育問題の展開
■授業の概要
戦後日本の教育問題の展開を考察することは、戦後日本の社会変動と子どもたち・学校との関係をみつめなおすことでもある。本講義では戦後60年の教育問題を当時の社会的風潮との関連で促え、社会と教育との関連性について理解を深め、これからの両者の関係のあるべき姿について論議する。
■授業の目的・ねらい
近年、学歴社会論は衰えている。日本は学歴社会でなくなったかのように論じられることもしばしばである。しかし、一つ一つの資料やデータをつぶさに検証していけば、議論はそう単純ではないことが分かる。他国との比較を通じて日本はどの程度学歴社会なのかを探ることが本講義の目標であり、受講者がその目標を理解し、授業者に随いてきているのかについては、講義中のグループ・ディスカッションと試験において判断する。
■参考文献について
学力論争とはなんだったのか 山内乾史・原清治 ミネルヴァ書房
比較教育社会学へのイマージュ 原清治・山内乾史・杉本均編 学文社